皆様、お疲れ様でございます
社長の浅谷です
夏になると思い出す光景があります
子供の頃、僕達はいくつかの秘密の場所を持っていました
カブトムシが採れる木、大きなナマズが採れる場所、ウシガエルがいる池、ミズカマキリがいる大きな水溜まり…
今みたいに情報が簡単に手に入る時代ではなく、全て自分の足で探した場所です
秘密の場所に認定するにはいくつかの条件があります
☆水深は膝上迄が理想
僕は手掴み派なので両手を水に浸けて屈むのでそれ以上深いと無理なんです
☆川幅が狭い、流れが緩やか
ターゲットを見失わない
コレ、結構大事です
☆人がいない
一人でも見かけたら諦めます
秘密の場所ですから
そんな所無いと思うでしょ
それが当時はあったんです
金沢って用水路の街でもあるんです
しかも、他県の用水路と違い高低差が少ないので流れが緩やかで魚も定着しやすいんです
田んぼがいっぱいあったんですね
今は流石に減りましたが、子供の頃は確かにありました
その頃は道路より用水路のマップの方が詳しかったです
一人で永遠と用水路を探検してました
(結構ヤバイ小学生でした💦)
ある日、いつもの様に田んぼの中に流れる用水路沿いを歩いていると1羽の立派なキジのオスと目が合いました
キジはたまに見かけてたのですが、見たこともない大きさと艶の濃さ、何より感じる風格が凄かったのを覚えています
キジは縄張り意識が強い事はわかっていたので
邪魔するつもりはないですよアピールでそそくさとその場を通過しようとした瞬間、
バサバサっと音がして、視界が真茶色になりその大きな塊が空にバラけて消えて行きました
田んぼ一面から なん十羽?百位いたように思えるキジのメスの群れが飛び立って行ったのです
薄暗くわずかに残った夕焼けの赤の空にキジの大群が目の前から飛び立つ映像が美し過ぎてスローモーションの様に記憶されています
僕は思わず尻餅を着いてしまい
そのままの格好で空を暫く見上げていました
ふと最初に目が合ったオスに
お前、スゲーな
って何故か思ったのを憶えています
夏になるとこの光景を思い出します
どの秘密の場所も、子供心に荒らされるのが嫌で親友一人にしか教えてませんでした
一人で行くことが多かったです
今の子供達は塾だの習い事だの
忙し過ぎてこのような体験はなかなか出来ないのでしょう
勿体無いなって思います
そんな訳で
次回、秘密の場所は今!?
書けたらいーなって思います
お願い、晴れて下さい!