こんにちは、CAD課吉田です。
今日から3月、今月末には石川県でもソメイヨシノの開花が予想されており、あと1ヶ月もすれば満開の桜が見られそうです。
そしてこれから全国各地の学校で卒業式がピークとなります。
4月になれば各学校の1年生や社会人1年生など、新たな生活が始まる方も周りにいらっしゃるのではないでしょうか。
コロナウイルスが蔓延し始めた頃、諸外国に合わせて秋に年度末を変更しようとする議論がありましたが、今では全く聞かなくなりましたね。
それ以上に重要な問題が山積している日本の現状ではそれどころではないようです。
ところで日本の競馬界では一般社会より一足早く、2月に年度末を迎えます。
調教師の方は70歳で定年となり、今年は7名が引退となります。
中には、私が競馬を本格的に見始めた頃に騎手として大変活躍されていた人もいて、時の流れを感じてしまいます。
また既に途中で引退している騎手もいますが、騎手から調教師へ転身する人もこの年度初めに毎年数人います。
一方、競馬学校を卒業した女性1名を含め8名が今年騎手としてデビューします。
例年であれば2月の最終週で調教師が引退し、翌週に新人騎手がデビューとなりますが、今年は異例の年となります。
木曜日がその週のレースの出馬投票(出走するための最終的な申し込み)の締め切りとなっており、そこから土日のレース当日までが調教師としての一連の仕事となるためです。
今年は、うるう日の2月29日が木曜日のため、最後の日がレースが行われる3月にまたがってしまうのです。
従って、調教師の引退と新人騎手のデビューが重なり、卒業式と入学式が同時に行われるような感じの異例の週末となります。
競走馬にとっては5月末に行われる『日本ダービー』の翌週がいわば新年度(2歳馬がデビューし、3歳馬は古馬とのレースが始まる)となっており、レースプログラム的にはは1月からが新たなスタートであるため、なんとも複雑な体系になっています。
今年から開業する厩舎や新人騎手の中から、国内のみならず世界で活躍する人が出てくるのを期待しています。
私たちBKTブログのシーズン5の面々もあと少しで卒業となります。
次シーズンのメンバーへバトンを渡すことになりますが、より一層盛り上がることを乞うご期待!!
今週は土曜日に『チューリップ賞 GⅡ』、『夕刊フジ賞オーシャンステークス GⅢ』、日曜日に『報知杯弥生賞ディープインパクト記念 GⅡ』が行われます。
第61回 報知杯弥生賞ディープインパクト記念 GⅡ 中山 芝2000m
◎ ダノンエアズロック
○ ファビュラススター
▲ シンエンペラー
△ トロヴァトーレ
△ シュバルツクーゲル
△ シリウスコルト
『チューリップ賞』、『弥生賞』とトライアルレースの名前を聞くと、いよいよ3歳クラシックGⅠが目の前になってワクワクしてしまいます。
今年は牡馬・牝馬共に飛び抜けた存在がいないようで、これから始まる各トライアルレースの内容を見極めていく必要がありそうです。
先週行われた『サウジカップ GⅠ』ですが、日本の「ウシュバテソーロ」は僅差の2着でした。
いつものように後方からレースを進め、ゴール直前に先頭の馬を捉えましたが、さらに外側からアメリカの「セニョールバスカドール」にかわされました。
それでもやはり強いところを見せつけてくれて、次走予定の『ドバイワールドカップ GⅠ』の連覇を期待せざるを得ません。
そのほかにも同日の5つの重賞レースに日本馬が出走し、そのうち2つのレースで勝利、ほか2つのレースでも最高着順が2着と日本馬のレベルの高さを示しました。
各レースに出走したうちの10頭がそのままドバイに転戦し、ドバイワールドカップデイの各々の目標とするレースに出走予定です。
また日本馬の旋風を見せてほしいです。
20歳未満の方の馬券の購入及び譲渡は法律で禁じられております。
では、また来週。