こんにちは、CAD課吉田です。
先週の『マイルチャンピオンシップ』は牝馬で唯一出走していた「ナミュール」が初のＧⅠタイトルを獲りました。
本来、名手ムーア騎手が騎乗予定でしたが、午前中のレースで負傷したために藤岡康太騎手に乗り替わりとなりました。
当日の代打騎乗によるＧⅠ制覇は初めてのことだそうです。
ムーア騎手が騎乗ということもあり、騎手変更前まではそれなりに人気になっていましたが、変更後には急速に人気を落としていったようです。
私の周りでも騎手変更となったため、買う予定をしていたのに買い目から外したという声を聞きました。
逆に変更前に既に馬券を購入してしまっていた方々にとっては、オッズが上がって美味しい結果となったようですね。
一方、地方競馬では前代未聞の事故が発生しました。
それは日曜日の金沢競馬場の第8レースです。
17時過ぎのレースでナイターで行われていたのですが、馬群が向こう正面から勝負どころの3コーナーに差し掛かった時に、突然コースの照明が消灯しました。
当然、スピードが最ものっているときでコーナリング始めでもあったため、3人の騎手が落馬（うち2人大けが）し競走馬1頭が故障し、後に安楽死処分という重大な事故となってしまいました。
当レースは不成立となり、それ以降のレースも中止で、中止となったレースに遠征してきた馬の中には他場ではなく、こちらを選んできた馬もいたようです。
原因は消灯時刻をタイマーで設定してあったようなのですが、午後7時10分かにしようとしていたところを17時10分と間違えてしまっていたようです。
あまりにもお粗末な人為的ミスではありますが、そもそも消灯をタイマーとしておく必要があったのかと疑問に思います。
本件といい、知事のアルバム暴露（現状は全面撤回となっているが）といい、何かとお騒がせな1週間の石川県でした。
さて、今週はいよいよ『ジャパンカップ』です。
今年も話題性は十分にありますが、2020年に観戦に行った当レースは私の人生の中でも最も印象に残るレースです。
以前にも書きましたが、この時もコロナウイルス規制の真っ只中、その1ヶ月前に行った時と同様に数千人の入場規制でしたが運よく当たり、生観戦することができました。
この時の出走メンバーが何とも豪華、コアなファンならすぐ分かるかと思いますが、あの3冠馬3頭の対決の年です。
その2年前に牝馬3冠となり、前走の『天皇賞・秋』でＧⅠ8勝の新記録を達成し、これが引退レースとなる「アーモンドアイ」
この年の3歳3冠牡馬の「コントレイル」と3冠牝馬「デアリングタクト」
それ以外にも多数のＧⅠ実績馬という構図でした。
しかもこの3歳3冠馬の2頭は無敗で、無敗の3冠馬が出現すること自体が稀なことなのです。
この世紀の一戦の結果は「アーモンドアイ」、「コントレイル」、「デアリングタクト」と単勝の人気順通りとなりました。
こんな3頭の3冠馬が同じ舞台でレースをするのは本当に一生に一度あるかないかのことで、夢のようなこのレースを生で見られたのは一生の思い出です。
もしコロナウイルスによる入場制限がなかったら、どれだけ多くの人がこのアツいレースを見に現地に訪れていたことでしょうか？
今年の『ジャパンカップ』もそれに劣らないくらいの素晴らしいメンバーが揃いました。
話題の中心は現役世界一の『イクイノックス』と今年の3冠牝馬「リバティアイランド」の対決ですが、このビッグレースには女性騎手が3名騎乗予定です。
しかもそのうちの一人ドイル騎手は夫のマーカンド騎手と夫婦対決となり、ジョッキーのほうにも注目です。
今週は土曜日に『京都2歳ステークス ＧⅢ』、日曜日に『ジャパンカップ ＧⅠ』、『京阪杯 ＧⅢ』が行われます。
第43回 ジャパンカップ ＧⅠ 東京 芝2400m
◎ イクイノックス
○ リバティアイランド
△ タイトルホルダー
△ ダノンベルーガ
△ ディープボンド
△ イレジン
外国馬の参戦は「イレジン」1頭だけとなってしまいましたが、フルゲートで行われそうです。
いろいろ考えてみましたが、人気となりそうな2頭で決まりそうなので、静観もあるかもです。
もうルメールしか勝たん！ノーザンファーム生産馬しか勝たん！
20歳未満の方の馬券の購入及び譲渡は法律で禁じられております。
では、また来週。