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秋の訪れ

こんにちは、CAD課吉田です。

 

 

今日から9月、いよいよ今週で夏競馬が終了です。

 

 

田んぼの様子、木々の色移り、キンモクセイの香り、虫の音や日没の早さ、様々な所で日に日に秋を感じる頃となりました。

 

 

とはいえ、全国的にまだ暑い日が続いており、渇水となっている地域も数多くあると聞きます。

 

 

秋に入れば秋雨前線や台風の影響で水の問題はいくらか解消されると思いますが、必要な場所に雨が降ればいいのですが。

 

 

3か月におよぶ北海道開催でしたが、こちらも連日暑い日が続いていたようです。

 

 

以前は9月末まで開催されていましたが、さすがにその終わりの頃になると朝晩は肌寒い気温になってしまいます。

 

 

そんな北海道開催で使用される函館・札幌競馬場ですが、それ以外の競馬場と大きく異なる点があります。

 

 

それは芝コースです。

 

 

この2場には洋芝が使われているのに対し、それ以外は野芝が使われています。

 

 

野芝は公園など私たちの周りによく見られるものですが、洋芝はヨーロッパの競馬場など寒冷地で使用されているものです。

 

 

「ケンタッキーブルーグラス」など3種類の洋芝を使用しており、1年を通して緑の状態が維持されているようです。

 

 

身の回りではゴルフ場のフェアウェイにも使用されています。

 

 

一方、本州以南の8場では野芝が使われているため、冬期間は芝コースが黄色く変色してしまいます。

 

 

ところが、現在では冬期間でも競馬場の芝コースは青々としています。

 

 

これは「オーバーシード」と呼ばれる方法で、野芝に洋芝の種を蒔くことで緑を維持しています。

 

 

(新潟は冬期間開催がないので、オーバーシードをしていません)

 

 

また、2008年から「エクイターフ」という馬のために品種改良されたものが使用され、それ以降これは競技場などにも用いられています。

 

 

私が競馬をよく見るようになった1990年代始めまでは、ダートコースかと見間違えるくらい黄色い馬場を馬が走っていましたが、今では年中緑のターフを走るのが当たり前の光景となっています。

 

 

洋芝の特徴としては、下方向に根付き葉の密度が高く保水率も高くなるため、走行時には脚にまとわりつく感じになるそうです。

 

 

一方、野芝は横に根を張り巡らし、葉の密度が高くならないので軽く走りやすい馬場になります。

 

 

従って、馬によってもこの芝の違いに巧拙の差が出てしまうため、予想においてはこのことも重要なファクターの一つとなります。

 

 

ちなみに今春リニューアルされ、コースの路盤も改修された京都競馬場の野芝は、お隣福井県あわら市で生育されたものだそうです。

 

 

今週は土曜日に『札幌2歳ステークス GⅢ』、日曜日には『新潟記念 GⅢ』、『小倉2歳ステークス GⅢ』が行われます。

 

 

第59回 新潟記念 GⅢ 新潟 芝2000m

◎ ノッキングポイント

○ バラジ

▲ サリエラ

△ プラダリア

△ マイネルウィルトス

△ フラーズダルム

△ ユーキャンスマイル

 

 

20歳未満の方の馬券の購入及び譲渡は法律で禁じられております。

では、また来週。