こんにちは、CAD課吉田です。
先週の『宝塚記念』は単勝オッズ1.3倍の人気に応え、「イクイノックス」が快勝しました。
2着とはクビ差と辛勝でしたが、ルメール騎手が距離ロス覚悟で馬場の外側を回し、想定通りのレースをしたように見えました。
今後は秋の最大目標を『ジャパンカップ』と公言していますが、世界No1の彼の更なる進化を期待しています。
『宝塚記念』が終わると年間プログラムも前半が終了し、後半戦がスタートとなります。
開催場も東は福島→新潟、西は中京→小倉、北は函館→札幌の順に、約2ヶ月の夏競馬へと移り変わります。
自身の前半戦を振り返ると、馬券の収支は例年通り不調に終わりましたが、強いと言われていた馬達が強い勝ち方を披露し、この先の世界の大舞台での活躍を十分に期待させるレースをたくさん見ることができました。
秋にどのような展開になっていくのか、想像するだけでワクワクしてしまいます。
以前のブログでもお話しましたように、JRAのGⅠレースに競走馬を出走させるだけでも大変なことなのですが、毎年のようにGⅠに所有馬を送り出している馬主さんが金子真人氏(現馬主名義:金子真人ホールディングス)です。
競馬をある程度やっている方のほとんどがご存じかと思われます。
凄いのは出走させていることだけではなく、実際に数々のGⅠタイトルを手にしているのです。
重賞競走でも1999年から毎年所有馬が何かしら制しており、今年も私が先日観戦に行ったレースを「ボッケリーニ」で勝っています。
そしてその所有馬の中にはGⅠ7勝の3冠馬「ディープインパクト」、GⅠ5勝の3冠牝馬「アパパネ」、ほかにも多数の名馬がいます。
さらに、ダービー馬のオーナーは一国の宰相になることより難しいと言われているのに、『日本ダービー』を4度も取っています。
一番の驚きは、これらを個人馬主として達成していることです。
オーナーブリーダー(生産者と馬主を兼ねている)やクラブ法人(共同出願)であれば、同世代に100頭近くを保有するので、そのようなことが出来ても不思議なことではないのですが、そこまで多くない保有数で数々の偉業を成し遂げているのには感服します。
また、競走馬を引退してからも何頭も種牡馬としても活躍しており、
3冠馬「コントレイル」などを輩出した「ディープインパクト」や「キタサンブラック」などを輩出した「ブラックタイド」、
ほかにも「キングカメハメハ」「クロフネ」などがおり、日本の競馬界を大きく成長させた一因ともなっています。
そんな競馬界に多大な影響を及ぼした金子真人氏の現在の本業は、株式会社図研の代表取締役会長だそうです。
金子氏は元は設計製図機械を製造する会社に勤務して、それから独立して現在の株式会社図研を創業しました。
発足当時の事業内容は、創業時としては社会的認知が乏しいCAD/CAMシステムの開発と販売です。
アメリカの企業が出展していたそのシステムに驚愕し、日本国内で最初にこのシステムを製造したそうです。
後にこのシステムは、国内外のいくつもの大手企業に採用され大きな飛躍を遂げていき、日本においてのCAD/CAMの礎となっているようです。
現在の自分が仕事で使用しているCADと趣味としている競馬がこのように繋がっているということはとても感慨深いですね。
競馬ファンとしても尊敬できる金子氏の今後のご活躍を大いに期待しております。
今週は日曜日に「CBC賞 GⅢ」と「ラジオNIKKEI賞 GⅢ」が行われます。
第59回 CBC賞 GⅢ 中京 芝1200m
◎ エイシンスポッター
○ ヨシノイースター
▲ マッドクール
△ スマートクラージュ
△ サンライズオネスト
△ トゥラヴェスーラ
20歳未満の方の馬券の購入及び譲渡は法律で禁じられております。
では、また来週。