こんにちは、CAD課吉田です。
今年も早くも半分が終わろうとしています。
競馬も春のGⅠシリーズも最後となるグランプリレース『宝塚記念 GⅠ』が今週行われます。
昨年は指定席が当選したので行ってきましたが、あれからもう1年とは早いものです。
例年、海外遠征組、『大阪杯』、『天皇賞・春』、『安田記念』等、様々なGⅠレースを臨戦して多くの強豪馬が集います。
そんな『宝塚記念』ですが、競馬ファンで語り草となっているのは『2億円おじさん』です。
『2億円』とあるように、このレースで約2億円の配当を受けた人がいたのです。
時はちょうど20年前の2003年、翌日にはワイドショー等でも取り上げられるほど大きな話題となりました。
どのような過程でそこまで至ったかというと、「単勝転がし」というものになります。
「単勝」とはそのレースを勝つ馬をズバリ当てる馬券の種類です。
その単勝で当てた払戻金を全て次の目当てのレースの単勝につぎ込み、これを数回繰り返すものです。
仮に1000円を元手に単勝オッズ2倍の所に賭け、7回当て続けると12.8万円に、10回当て続けると100万円超えとなります。
この人は50万円を元手に3つのレースで約2億円を手にしたといわれています。
まず、その年の『日本ダービー』(勝馬:ネオユニヴァース)で、50万円×2.6(1番人気)=130万円
次の『安田記念』(勝馬:アグネスデジタル)で、130万円×9.4(4番人気)=1222万円
そして『宝塚記念』(勝馬:ヒシミラクル)で、1222万円×16.3(6番人気)=19918.6万円
となったと推測されています。
最後のレースの勝馬の名前にちなんで『ミラクルおじさん』ともいわれますが、競馬ファンからすると『日本ダービー』以外は、それほど1点に大金を自信をもってつぎ込むことはできないと思うので、奇跡というより実力と言えるでしょう。
しかも、この年のレースには前年の年度代表馬で当年も年度代表馬となる『シンボリクリスエス』(1番人気)
この年の『皐月賞』『日本ダービー』の2冠を制し、3歳での挑戦となる『ネオユニヴァース』(2番人気)
芝・ダート・海外と馬場・国内外を問わず多数のGⅠレースを勝利、数々のGⅠ馬を凌駕してきた『アグネスデジタル』(3番人気)
この年の『ジャパンカップ』、翌年の『宝塚記念』を制することとなる『タップダンスシチー』(4番人気)と実績馬揃い。
ほかにも、GⅠ上位馬や複数重賞馬等、伏兵も多数出走しており、これまでにも例のないバラエティに富んだメンバーでした。
当の『ヒシミラクル』も前年の『菊花賞』と前走で『天皇賞・春』を勝っての参戦となりましたが、過去の実績から3000m以上の長丁場向きで、この2200mでは明らかに不利と思われる存在でした。
普通に考えても本命にはしづらく、単勝人気も上記の馬達には劣ると思われていたのですが、前日の一時の単勝オッズはなんと1番人気。(最終的には6番人気)
それも当然というか、この人が前日に1222万円をつぎ込んでいたためだったと見られています。
実際にこの人がおじさんであったかどうかは定かではありませんが、どういう見解で連続の一点勝負できたのか知りたいところです。
私の予想は「ヒシミラクル」自体は全く買うつもりはありませんでしたが、2着の馬から数点流していた中に的中していたものがあり、まさに「ミラクル万馬券」GETとなりました。
第64回 宝塚記念 GⅠ 阪神 芝2200m
◎ イクイノックス
○ ジェラルディーナ
▲ ダノンザキッド
△ ジャスティンパレス
△ ディープボンド
△ ボッケリーニ
△ アスクビクターモア
△ カラテ
本命は『宝塚記念』ファン投票で歴代最多得票で、断然の1番人気となることが濃厚の「イクイノックス」
昨年のJRA年度代表馬で、今年も前走の『ドバイシーマクラシック』でも圧勝。
最新のワールドベストレースホースランキングも1位とあれば、逆らう要素はありません。
しかし、競馬に絶対は無いということを考えて「ミラクル」が起きることを期待して馬券を楽しむのも良いのかもしれません。
20歳未満の方の馬券の購入及び譲渡は法律で禁じられております。
では、また来週。